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膝の痛み(内側側副靭帯損傷)

こんな症状でお悩みではありませんか

  • 外からタックルされて膝をひねった!
  • ジャンプ着地したときに、膝をひねった!
  • 歩くと膝が痛い!
  • 膝がぐらついて痛い!

膝関節内側側副靭帯(MCL)損傷とは?|小谷整骨院・鍼灸院

膝関節内側側副靱帯(MCL)損傷は、交通事故やスポーツなどで発生しやすい外傷で、膝の靭帯損傷の中で最も頻度が高い傷病です。

【内側側副靱帯(MCL)の役割】

膝の靱帯には、左右にある内・外側側副靭帯と、膝関節内部の前後にある十字靭帯の4つがあり、膝を強く固定しています。

内側側副靭帯は、大腿骨内側上顆から脛骨内側に付いている靭帯です。膝の伸展及び屈曲で緊張し膝に安定性をもたせています。

内側側副靱帯の周囲には様々な組織が密集しているため徒手検査やエコーなどを用いて原因の鑑別が重要となります。

原因|小谷整骨院・鍼灸院

内側側副靱帯損傷は、膝関節に外側から内方向への衝撃や膝より下腿に捻りが加わることで損傷します。

受傷形態は、①接触型と②非接触型と2つに分けられます。

  • 接触型

サッカーやラグビーなどでタックルをされた時や交通事故で、膝が内側に向かって折れるような負荷や膝を捻る動作が加わり損傷します。

  • 非接触型

  バスケットボールやテニスなどでジャンプ後の着地時や急激な方向転換、急なストップ動作などで、膝部分にかかるストレスや捻ったりする力が加わり損傷します。

[内側側副靱帯損傷になりやすいスポーツ]

・サッカー

・ラグビー

・アメリカンフットボール

・テニス

・スキー・スノーボード

・バスケットボール

・体操

症状|小谷整骨院・鍼灸院

・膝関節内側(内側側副靱帯部)の圧痛、腫脹、熱感

・膝関節の運動痛、可動制限

・膝を外側に反らしたり(外反)、患側に荷重すると、グラグラする不安定感(外反動揺性)が認められます。

・慢性化すると関節水腫が残存します。

【内側側副靭帯損傷の分類】

I度(軽度):小範囲の線維の断裂で、痛みのみで膝の不安定性を認めません。動揺性(健側と比較して)はなく、靱帯部の圧痛が主です。

II度(中等度):軽度から中等度の靭帯の断裂で、痛みと軽度膝屈曲位(30°)で不安定性があります。伸展位の外反動揺性(-)、30°屈曲位で外反動揺性(+)となります。

III度(重度):靭帯の完全断裂で、激しい痛みと膝屈曲位(30°)と完全伸展位の両方で不安定性があります。伸展位の外反動揺性(+)、30°屈曲位で外反動揺性(+)となります。

施術|小谷整骨院・鍼灸院

患部に負担をかけないように、スポーツの中止やできる範囲で膝の安静を保つことが基本です。

急性期で強い痛みがある場合は、状態に応じて、アイシングで患部を冷やし炎症を抑えます。

内側側副靱帯損傷を起こすと膝関節が不安定になるため、周りの筋肉に負担がかかります。

特に膝内側側副靭帯の隣接する筋肉(内側広筋、大内転筋、半腱様筋、半膜様筋、腓腹筋内側頭)を中心にマッサージや鍼治療で緩めて行きます。さらに、電気治療や温熱療法で痛みの感覚を下げる治療を行います。

症状が落ち着いてきたら関節の可動域を拡大するために関節可動域訓練やストレッチをおこない関節の動きを良くしていきます。

また、スポーツ外傷など膝関節損傷の根本的な原因として、身体バランスが崩れて膝に負担がかかりやすい状態になっている場合が非常に多いです。身体に歪みがある場合は、スポーツコンディショニングや骨盤調整を行い身体のバランスを整える治療を合わせて行います。

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