腰から足にかけての痛み(腰椎すべり症)
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腰を動かすと痛む!
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腰から足にかけてに痛みやしびれがでる!
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長時間立っていると腰から足にかけて痛む!
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5〜10分くらい歩くだけでおしりや太ももに痛みやしびれ感がでる!
腰椎すべり症とは|小谷整骨院・鍼灸院
腰椎すべり症は、腰椎に前後方向のズレ(すべり)が生じることで、脊柱管が狭くなり、馬尾神経や神経根(脊髄神経)を圧迫して、腰痛や脚の痛みやしびれなどのさまざまな症状を引き起こします。
原因|小谷整骨院・鍼灸院
腰椎すべり症には①変性すべり症、②分離すべり症、③ 形成不全性すべり症の3種類に分類されます。
①腰椎変性すべり症 (最多)
加齢に伴い、椎間板や椎間関節が変性し不安定となり、腰椎にズレを生じた状態が変性すべり症です。中高年に多くみられます。
※骨折は伴わないで第4腰椎と第5腰椎の間に生じることが多いです。特に閉経後の女性に多く、女性ホルモンの減少との関連があるといわれています。脊柱管狭窄を合併しやすい特徴があります。
②腰椎分離すべり症
腰椎分離症が原因で椎体にズレが生じた状態を腰椎分離すべり症です。
腰椎分離症とは、骨の成長過程である10代の成長期に激しい運動をしている学生や、スポーツ選手に多く、腰部を後ろに反らす動作や捻り動作が繰り返し行われることで腰部に過剰なストレスがかかり、関節突起間部(椎弓狭部)に疲労骨折をおこします。
骨折部が治らず、分離した状態となるものを腰椎分離症といいます。
腰椎分離症は、第5腰椎に好発するため、第5腰椎と仙骨の間ですべりが生じやすい特徴があります。
③形成不全性すべり症
生まれつき、背骨の発育に問題がある先天性のすべり症で、非常に珍しい病気です。
症状|小谷整骨院・鍼灸院
・腰痛
・下肢に痛みやしびれ(坐骨神経痛)
・長時間立っていると腰から足にかけて痛む
・間欠跛行(5〜10分くらい歩くだけで臀部や太ももに痛みやしびれを感じ、少し休息を取ることで痛みは緩和しますが、再び歩き始めると痛みやしびれが出ます。)
・重度の場合は、足の麻痺や排尿障害を生じることもあります
治療|小谷整骨院・鍼灸院
腰椎すべり症は、不安定になった背骨を支えるために、腰周りの筋肉に過度に負担がかかっている状態なので、温熱療法、電気療法、マッサージ、鍼灸治療などを行い周囲の筋肉の負担を減らします。
また腰椎のアライメントが崩れて負担をかけてしまっている状態のため、骨盤矯正を行い背骨の並びを整えていきます。
尚、状態に応じて、腰部に加わっている圧力を減少させる目的で牽引療法を行います。
※運動麻痺や著しい筋力低下、排尿障害がある場合は手術の適応になる場合があります。