脊柱側弯症
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肩が凝りやすい
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背中がだるい
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腰が重い
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姿勢が悪いといわれる
脊柱側弯症とは|小谷整骨院・鍼灸院
脊柱を正面から見た場合に、左右に曲がっている状態を脊柱側弯症といいます。弯曲の大きさは、最も傾いている背骨を上下で合わせた角度 (コブ角)で判断 します。この角度が10°以上であるものが側弯症です。
※コブ角が40°〜50°以上の側弯症は手術が必要とされます。やせ型の女性に側弯症が多いことが分かっています。
原因|小谷整骨院・鍼灸院
側弯症は大きく”機能性側弯症”と”構築性側弯症”の2つに分かれます。
1.機能性側弯
なんらかの原因により一時的に生じた側弯です。交通事故や椎間板ヘルニアなどや悪い姿勢や日常生活の癖などで筋肉のバランスが崩れて背骨が曲がったりします。
2.構築性側弯
脊椎の側方の弯曲に回旋を伴った側弯です。
原因は、特発性、先天性、神経・筋性、神経線維腫症性、間葉系異常に分けられます。
・特発性側弯症
原因がわからない側弯症です。
側弯症全体の約8割は特発性側弯症です。
・先天性側弯症
椎骨に生まれつきの形の異常があるために発症する側弯症です。
・神経・筋原性側弯症
神経や筋肉の病気が原因で発症する側弯症で、脊髄空洞症、脳性麻痺、筋ジストロフィーが代表的です。
・神経線維腫症による側弯症
レックリングハウゼン病ともよばれ、特有な色素斑、皮膚腫瘍などでみられます。
・間葉系疾患による側弯症
血管や結合組織の生まれつきの病気による側弯症で、マルファン症候群が有名です。
・その他の側弯症
放射線治療、やけどなどによるケロイド、骨系統疾患、感染、代謝疾患、脊椎の腫瘍などによっても側弯症が起こります。
症状|小谷整骨院・鍼灸院
特発性側弯症はほとんど自覚症状がなく、変形が進行してから家族により発見されることが多いです。もちろん腰背部痛を伴う場合もあります。重度の側弯症では、肺活量の低下による呼吸障害が生じます。
治療|小谷整骨院・鍼灸院
◎保存療法
側弯症によって負担がかかっている筋肉に対しての電気療法、温熱療法、鍼治療などで腰や背中の筋肉の緊張を減らしていきます。
また、骨盤調整で背骨のアライメントを整えることで、姿勢を改善し患部の負担を減らし症状を抑えていきます。
※側弯の角度によって効果は異なります。また「先天性側弯症」など骨盤調整で改善を見込めないものもあります。
◎観血療法(手術)
ある一定の角度(コブ角40°〜50°以上)を超えたり、側弯によって違う影響が出現する場合は医師と相談して手 術を行う場合があります。