親指の痛み(拇指CM関節症)
- おやゆびが痛くてペットボトルが開けれない!
- ドアノブが回せない!
- ボタンが留めれない!
- ナベを落としそうになる!
拇指CM関節症とは|小谷整骨院・鍼灸院
親指の付け根にある関節を母指手根中手骨関節(CM関節)といいます。
親指は他の指と向き合ってつまみ動作ができるように動きの多い関節です。その分使い過ぎや加齢に伴い、CM関節部の軟骨がすり減ることで生じる変形性関節症の一種です。
50歳前後の方の女性に最も頻繁に発症するようです。
原因|小谷整骨院・鍼灸院
親指は他の指と向き合うことができるため、運動の自由度が高く回旋を含む多方向の動きができます。そのため使い過ぎや加齢などにより、CM関節は関節軟骨の摩耗が起きやすくなっていきます。
また日常生活で、”物を握る動作”や”つまみ動作”などが多いと、母指手根中手関節は負担を受け続け、関節を支えている靭帯がゆるくなったり、関節表面を覆う軟骨がすり減ると関節が腫れ、骨と骨同士がぶつかり合い、痛みが生じたり、関節が不安定になり亜脱臼したり変形する場合もあります。
ホルモンバランスの変化なども原因とされているため、閉経後の女性に多い疾患です。
*CM関節症になりやすい人
・女性
・40歳以上
・過去の外傷(親指周囲の脱臼や骨折など)
・親指に強い負担のかかるスポーツや労働
症状|小谷整骨院・鍼灸院
・つまむ・つかむ・握る動作時に痛みがでる。
・親指の付け根を押すと痛い(圧痛)
・関節の腫れ(滑膜炎症)
・靱帯のゆるみ、滑膜炎の腫脹による関節包の緩みによる関節の不安定性
・進行すると親指の変形(スワンネック変形)
・筋力低下(握力やつまみ力の低下)
*痛みを引き起こしやすい動作
・瓶やペットボトルのふたを開ける
・ドアのノブを回す
・ホッチキス,ハサミ
・ボタンをかける
・タオルを絞る
・字を書く
治療|小谷整骨院・鍼灸院
まずは出来るだけ安静にします。
患部周辺の電気治療や温熱療法、鍼灸治療で痛みの感覚を抑えていき、親指を動かす筋肉をマッサージする事で患部の負担を減らして痛みを和らげていきます。
親指を酷使する事によって症状が悪化する場合はサポーター、テーピング、包帯などで局所の固定を行い安静を図ります。