手首の痛み(TFCC損傷)
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手首の小指側を押すと痛い!
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手首を小指側に曲げると痛い!
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ドアノブや鍵を開けると痛い!
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重たいものを持ち上げると痛い!
TFCC損傷とは?|小谷整骨院・鍼灸院
手首の小指側にある三角線維軟骨複合(英語:Triangular FibroCartilage Complex)という組織があります。この組織の役割としては手首の手根骨を支えるクッションの役割(支持性)と橈骨と尺骨をつなぎ、腕を回した時に2つの骨が離れないよう働く可動性の両立に極めて重要な役割を果たす軟部組織です。
この軟部組織が手首への強い衝撃や過剰な負荷の繰り返しにより傷付いて発症します。
原因|小谷整骨院・鍼灸院
手首は複雑な構造をしているため、負担や損傷を受けやすくなっています。そのため、外傷や何度も繰り返し負担や加齢による組織の脆弱化、炎症などが発症する要因となります。
*外傷型
転倒・転落・交通事故などによる手首の捻挫による損傷が原因によるもの
*変性型
仕事やスポーツにより長期的に手関節に負担をかける事や加齢変性などにより組織が弱くなり損傷や炎症が原因によるもの
また、生まれつき尺骨(小指側の骨)が橈骨(親指側の骨)に対して長いことがあり、この場合は外傷などなくても発症する要因の一つとされています。
◎TFCC損傷になりやすい方
1.加齢
2.関節リウマチや痛風の病歴がある方
3.スポーツ活動
野球、テニス、ゴルフなど
4.仕事で重いものをよく運んだり、ネジ締めなどよく手首を回す動作をする方
症状|小谷整骨院・鍼灸院
・手首の小指側を押すと痛い(圧痛)
・手首を曲げると痛い、特に小指側に曲げると痛む(尺屈)
・手首の捻ると痛い(ドアノブや鍵を開ける、雑巾を絞るとき等)
・手をついたり、重たいものを持ち上げると痛い
・可動域の制限(動く範囲が少なくなる)
・手首の腫れ
治療|小谷整骨院・鍼灸院
TFCC損傷は患部の痛みが酷い場合サポーターなどで固定を行い安静を図り、負担を軽減します。
また、電気治療・温熱治療や鍼治療など行い患部にかかる負担を減らし、湿布や塗り薬などで炎症を抑えます。
※損傷が重篤な場合や保存療法で症状が改善しない場合は手術療法となる場合があります。