前腕部の痛み(円回内筋症候群)
- 箸やペンがうまく使えない!
- シャツのボタンを止めることができない!
- 飲み物をコップに注げない!
- ドアノブを回せない!
円回内筋症候群とは|小谷整骨院・鍼灸院
仕事や運動による繰り返しの動作や負担により、円回内筋が過緊張を起こして、炎症や正中神経の通り道である円回内筋の二頭間で圧迫され、神経障害を起こします。
原因|小谷整骨院・鍼灸院
前腕や親指、人差し指、中指、手のひらを支配する正中神経は、上腕部から肘の前面を通過する際に、手を内側に捻る筋肉の円回内筋の上腕頭と尺骨頭の二頭間を通過し、浅指屈筋の腱膜アーチの下へと走行しているため、仕事や運動による繰り返しの動作や負担により円回内筋が過緊張を起こして、炎症や神経の通り道である円回内筋の二頭間で正中神経が圧迫されることで神経障害を起こします。
[円回内筋症候群になりやすい人]
・テニスプレイヤー
特にフォアハンドでスピンをかけようと強い力で手首を返し前腕を回内するため、円回内筋の起始部に負荷がかかります。
・ボーリング
ボーリングでカーブをかける時にも前腕を回内するため、円回内筋の起始部に負荷がかかります。
・野球の投球動作
・長時間のパソコン作業、タイピング動作
・工具を使う作業
・重量物の運搬
・楽器の演奏
・前腕部を直接打撲
症状|小谷整骨院・鍼灸院
・肘が伸ばしにくい
・肘の前面が痛みやだるさがある
・親指、人差し指、中指、手のひらのしびれ
・運動障害
つまみ動作や腕を内側に捻る(前腕の回内)動作の障害が現れます。
例えば…箸やペンがうまく使えない、シャツのボタンを止めることができない、飲み物をコップに注げない、ドアノブを回せない、など。
施術|小谷整骨院・鍼灸院
腕を捻る動作や前腕に負担となる原因の動作を中止して、出来るだけ安静にします。
症状の原因である、神経の通るスペースを圧迫している絞扼の原因となる筋肉(円回内筋、浅指屈筋、深指屈筋)を中心に電気療法、温熱療法、マッサージ等、または、深部にある筋肉に対しては、鍼治療で筋肉の硬さや循環を改善させて、筋肉の柔軟性を戻し、患部の負担を減らしていきます。
また、骨盤に歪みがある場合は、不良姿勢や骨盤の歪みにより、背骨のアライメント(並び)が崩れてしまう事は、肩甲骨の位置異常にもつながります。
肩甲骨の位置に異常が出ることにより肩や腕の動作にも影響がでてしまいます。
特にテニスなどの肩や腕を捻ったりする動作の多いスポーツでは、骨盤矯正で背骨のアライメントを整えることで、姿勢や運動フォームを改善し患部の負担を減らし症状を根本から抑えていきます。