肩の痛み(回旋筋腱板損傷)
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肩が疼いて寝れない!
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服の袖に腕が通しにくい!
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そのうち良くなると思ったのに、肩の痛みが強くなった!
回旋筋腱板とは|小谷整骨院・鍼灸院
肩の深部にある回旋筋腱板という腱性組織の損傷です。
腱板は棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋の4つの筋肉により構成されています。
腱板の機能は、肩関節を安定させて、肩の運動をサポートする役割があります。
原因|小谷整骨院・鍼灸院
損傷の原因は主には加齢変性で、それに伴う腱の強度低下が基礎にあり、そこに繰り返しの牽引力が働く事によって断裂が生じます。
そのため、40歳以上に多いです。
腱板が切れる主な原因としては…
・転倒や落下などや・重たいものを持ったりと急激な肩への負荷で切れてしまう外傷性のもの
・はっきりとした原因がなくても自然に断裂してくる事もあります。
症状|小谷整骨院・鍼灸院
・痛くて自力で腕が挙がらない
・夜、痛みがあり目が覚める
・腕を下ろすときに痛みが走る
・エプロンの紐を結ぶときに痛い
・痛くなったほうの肩を下にして寝られない
・ボールを上手に投げれない
・引き戸の開閉ができない など
断裂が生じると、腕を挙げる時に痛みが出たり、力が入りにくくなります。
治療|小谷整骨院・鍼灸院
年齢や職業、肩を使う頻度やどの程度の障害があるかなどを把握したうえで、治療を検討します。
通常は保存療法で経過をみますが、損傷の程度が強く完全断裂などしている場合は、手術によって肩腱板の修復をすることもあります。
・保存療法
損傷部に出来るだけストレスをかけないように安静にする事が大切です。
痛みを緩和させるために肩周辺の筋肉に電気治療や鍼治療を行い経過をみていきます。可能であれば、腱板損傷部周辺の筋肉を鍛えたり、肩の動きを改善させるための関節可動域訓練を行っていきます。
*鑑別診断
五十肩、石灰沈着性腱板炎、頚椎疾患などの疾患と区別する必要があります!