今回は女性の患者様です。登山中に膝を捻ってしまい、膝に体重をかけると強い痛みがあり、両杖なしでは歩行困難な状態でした。整形外科で検査の結果「半月板損傷」と診断され主治医からは手術した方がいいと言われていました。怪我の影響で歩くことが困難な為、通院当初は毎回タクシーで来院されていました。

膝周りの筋肉に負担がかかり、太ももの筋肉が緊張していたので、手技で筋肉を緩め、コンビネーション療法(MCR)で組織の修復を行いました。また歩行時の不安定性から腰を痛めてしまい、身体バランスの崩れがあったので骨盤調整を実施して経過をみていきました。

骨盤調整とコンビネーション療法を実施してから歩行動作に改善が見られ、施術開始1週間後には歩行時の痛みも軽くなり、ご自身で車を運転されて通院できるようなりました。2週間後には犬の散歩も行けるようになりました。整形外科受診時には、「今の状態なら手術なしで経過を見て大丈夫」との事で、本人様の希望もあり、保存療法で経過を見て行くことになりました。

3ヶ月経った現在では杖なしで歩行できるようになり、当院での施術に加えて水泳や筋力トレーニングを実施して、症状と歩行動作改善に向けて頑張っておられます。

因みに今の目標は、登山に復帰出来る様にしたいとの事で、しっかりバランスを整えて登山に復帰してもらえるように調整していきたいと思います。