スタッフブログ
腰~お尻~足への痛み
小谷整骨院・鍼灸院 スタッフの平野です。
寒い日が続いていますが、皆様はお身体に痛みなく過ごされていますか!?
本日は、坐骨神経痛の症状が改善された症例をご紹介します。
患者様は50代男性の方で、趣味でダーツをされており、長時間プレーされ、翌日から腰から太もも裏にかけての痛みを訴えられ来院されました。
症状は次第にひどくなり、夜寝る時に足を伸ばすと痛みが強く出てしまい、痛み止め無しでは寝れなくなるほどでした。
検査したところ、梨状筋という、坐骨神経の走行上にある筋肉が硬くなり、神経を締め付けている事が分かりました。また、長時間ダーツをプレーしていたこともあり、骨盤の歪みがみられ右足に負担がかかりやすい状態になっていました。
治療内容としては、右足に負担が偏らないように、身体バランスを整えるために、骨盤調整を行い、荷重バランスを整えた上で、腰(腰方形筋)、お尻(梨状筋)、太もも裏(ハムストリングス)を中心に坐骨神経の走行上に位置する筋肉の柔軟性を高める手技を行いました。
次に、急性症状を抑えるために、鍼治療(身体のバランスを整え人間が本来持っている自然治癒力を引き出す治療)を行い奥深い位置にある筋肉に対してアプローチを行いました。
その後、直接患部の血流の促進、疼痛の軽減、治癒力の促進させるため、コンビネーション療法を行い、手技では届かない体の深部にある筋肉のこわばりを和らげ、炎症の治癒や細胞の活性化させて、経過を見てもらうことにしました。
患者様には、症状が強く出ている期間はなるべく通院して経過をみせてもらうようにお伝えしました。
患者様はその後毎日通院され、その日の症状や経過により少しずつ、ポイントを調整しながら繰り返し施術を行いました。5日目頃には、少し痛みやお尻の違和感は残るもの、仕事、日常生活に支障がないくらいに回復しました。7日目には、痛み止めを飲まなくても生活出来る様になり、足を伸ばして寝ていても違和感出ないくらいになりました。10日目にお尻の筋肉を押しても痛くないくらいに深部の筋肉の硬さもなくなり、現在では、ほとんど症状が出なくなり再発防止に向けて定期的にご通院されています。
このように症状の原因を特定してコンビネーション療法や鍼治療を行うことで、早く症状を引かせる事が出来ます。
ちなみにこの事例の患者様は、先日、ダーツを2〜3時間プレーされたとの事でしたが、痛みや症状が出る事なくできたそうです!
特に、今回の事例にあげた坐骨神経痛(梨状筋症候群)は、長時間のデスクワークや車の運転される人など、長時間座る姿勢が続く事で殿部(梨状筋)を持続的に圧迫することで筋肉に血流障害が起き、硬化し坐骨神経を圧迫・摩擦することで痛みを引き起こす疾患です。
普段の生活で、長時間座る事が多い方やデスクワークを中心に仕事をされている方は、定期的に休憩をとったりして、臀部の筋肉に負担をかけすぎないように気をつけてくださいね!^ ^